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今日は2017年に世界遺産に登録されました『宗像神社』をご紹介します。
福岡県を訪れる際に絶対に見逃せない場所のひとつが、日本最古の神社のひとつ「宗像大社」です。
この神社は、日本神話に登場する天照大神の三柱の娘・三女神が祀られており、その壮大な歴史と神聖な雰囲気で、多くの参拝者や観光客を惹きつけています。
今回は宗像大社の魅力とともに、季節ごとのイベントや観光情報について詳しくご紹介します。
宗像大社とは?
宗像大社は、福岡県の宗像市に位置し、天照大神の三女神を祀る「沖ノ島の沖津宮」「大島の中津宮」「本土の辺津宮」の三つの宮から成り立っています。
この三宮を総称して「宗像大社」と呼ばれ、特に辺津宮には市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られています。
市杵島姫神は航海安全や交通安全を守護する神として、地元の人々や遠方からの参拝者に厚く信仰されています。
辺津宮の本殿や拝殿は、国の重要文化財に指定されており、歴史的価値が高いだけでなく、その美しい建築も見どころの一つです。
また、境内には「神宝館」があり、沖ノ島から出土した数々の貴重な神宝や美術工芸品を鑑賞することができます。
特に、約8万点に及ぶ国宝級の品々は必見です。
見どころ1:神宝館の展示
宗像大社の神宝館は、神社の歴史や沖ノ島にまつわる貴重な遺産を紹介する場所として人気です。
神宝館は3階建てで、各階に異なる展示がされています。
• 1階は、宗像大社に伝わる美術工芸品が展示されています。
これらの工芸品は、古代から伝わる技術と宗教的な背景を感じさせるものばかりです。
• 2階は、沖ノ島での祭祀に使われた神宝を中心に展示されています。
沖ノ島は「海の正倉院」とも呼ばれ、出土した鏡や勾玉、金製指輪など、多くの国宝がここで見つかっています。
• 3階では、宗像大社に伝わる古文書や郷土資料を展示。
これにより、宗像の歴史や文化を深く知ることができます。
これらの展示は、神社の歴史的・文化的な価値を知る上でとても重要であり、訪れる価値が十分にあります。
新年の参拝と宗像大社の行事
宗像大社は、新年の参拝でも多くの人々が訪れる場所です。
特に元旦には午前0時に開門され、夜明けとともに多くの参拝者が一年の安全と健康を祈願します。
この時期には、「歳旦祭」と「元始祭」という神聖な儀式も行われ、地域の安寧や皇室、国の繁栄を祈る姿が見られます。
新年の参拝は、宗像大社の一年を始めるにふさわしい行事です。
この特別な日には、多くの参拝者が集まり、神聖な空気の中で一年の誓いを立てる機会を持つことができます。
秋の見どころ:みあれ祭
宗像大社の年間行事の中で、特に注目すべきものが「みあれ祭」です。
この祭りは、毎年10月1日に行われ、海上パレードで全国的に有名です。
沖津宮と中津宮からそれぞれの御神璽(ごしんじ)を載せた2隻の御座船が、色とりどりの大漁旗や大のぼりを掲げた約200隻の漁船と共に海を渡る光景は圧巻です。
このパレードは大島港から神湊(こうのみなと)まで約1時間続き、その壮大な風景は全国から観光客を呼び寄せる一大イベントとなっています。
漁業の神様としての宗像大社を祝うこの祭りは、海上の安全と豊漁を祈る伝統的な行事であり、宗像の地元文化を体感する絶好の機会です。
宗像大社を訪れる際の観光情報
宗像大社は、福岡市から車で1時間ほどの場所に位置しており、交通の便も良好です。公共交通機関を利用する場合は、最寄りのJR東郷駅からバスで宗像大社までアクセスすることが可能です。周辺には駐車場も完備されているので、車での訪問も安心です。
また、宗像大社周辺には美しい自然環境が広がっており、訪れる際にはぜひ宗像の美しい景観も楽しんでください。海沿いに位置する宗像市は、新鮮な魚介類を使った料理が堪能できる飲食店も多く、グルメも楽しむことができます。特に、地元の海産物を使った料理は絶品で、観光と食を同時に楽しむことができます。
まとめ
宗像大社は、その歴史的価値や神聖な雰囲気だけでなく、豊富なイベントや祭りを通じて観光客を魅了する場所です。
日本神話に基づいた神社の魅力や、国宝に指定された神宝の展示、新年の参拝、秋の「みあれ祭」など、季節ごとの見どころも豊富です。
福岡県を訪れた際には、ぜひ宗像大社を訪れ、その神秘的な歴史と文化に触れてみてください。
特に「みあれ祭」の海上パレードは、他では味わえない圧倒的なスケールで、宗像の文化を深く感じることができる素晴らしい体験となるでしょう。