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こんにちは♪
福岡・博多の街には、長い歴史に根ざしたユニークな伝統行事が数多く残っています。
その中でも、毎年8月16日に海元寺(かいげんじ)で行われる「閻魔祭(えんままつり)」は、ちょっと変わった風習が残る夏の風物詩。
参拝者が「こんにゃく」をお供えすることで知られるこの祭り、実は子どもの健康や母乳の悩みにご利益があるとされ、地元博多の人々に古くから親しまれてきました。
今回は、そんな海元寺の「閻魔祭」の魅力と見どころをご紹介します。
■ 海元寺と「閻魔祭」の由来
福岡市博多区中呉服町にある海元寺は、博多祇園山笠の追い山コース近く、呉服町エリアの静かな街並みに佇む由緒あるお寺です。
この海元寺で毎年8月16日に行われるのが、「閻魔祭」。
その名の通り、地獄の裁きを司る閻魔大王をはじめ、冥土で亡者の生前の罪を裁く十王に関わる行事です。
とくに注目したいのが、「奪衣婆(だつえば)」と呼ばれる存在。
これは、生前の悪行を裁く十王の一人で、三途の川のほとりで亡者の衣をはぎ取る老婆の姿で知られています。
しかし、博多では親しみを込めて「こんにゃく婆さん」と呼ばれ、「こんにゃくをお供えすると、子どもの病気が治る」「母乳の出がよくなる」といった信仰が古くから根付いています。
■ 「こんにゃく婆さん」とのご利益
なぜこんにゃくを供えるのか?
こんにゃくは柔らかく、煮崩れしやすい食材。
それが転じて、「病気や厄がやわらかくなって崩れ、消えていくように」との願いが込められていると言われています。
また、「奪衣婆」のイメージからは想像しがたいですが、母乳の出が悪いお母さんがここに参拝し、こんにゃくを供えると母乳がよく出るとも言い伝えられています。
子どもの健康と育児に関わる願掛けとして、地域の親子連れやお母さんたちの間では、今も信仰され続けているのです。
■ カラフルな「十王図」も見どころ
閻魔祭では、彩色豊かな「十王図」が境内に掲示されます。
この十王図は、冥土で亡者の罪を裁く十人の王の姿を描いたもので、どこかコミカルでありながら、どこか畏怖も感じさせる独特の絵画です。
お寺の境内でこれらの絵を見ると、「生き方を正そう」「日々の行いを大切にしよう」という気持ちになる方も多いとか。
大人でも子どもでも、目にすると何か心に響くものがあるかもしれませんね。
■ 実は「冬の閻魔祭」もある
この閻魔祭、実は1月16日にも行われているんです。
お盆の8月と、お正月の後の1月に2回も行われるこの祭りは、一年の健康や無病息災、子どもの成長を願うにはぴったりの行事。
季節ごとに訪れることで、地域とのつながりや信仰を改めて感じることができます。
■ アクセス・開催概要
【開催日】
毎年8月16日
【場所】
海元寺(福岡市博多区中呉服町10-5)
【時間】
10:00~20:00
【アクセス】
福岡市地下鉄箱崎線「呉服町駅」4番出口から徒歩約6分
【料金】
拝観無料(お供えは各自)
【問い合わせ】
海元寺 TEL:092-291-4520
■ 博多散策と合わせて訪れたい
海元寺は博多の中心部・呉服町にあり、周辺には博多旧市街の趣ある寺社や、博多織や博多祇園山笠にゆかりのある場所が点在しています。
閻魔祭のあとに、ぜひ博多千年門や承天寺、東長寺などを巡る歴史散策も楽しんでみてはいかがでしょう。
夏の博多を一味違う視点で楽しめるはずです。