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こんにちは。
今回は、博多の文化と味覚を体験できる名所 「川端ぜんざい広場」 をご紹介します。
博多祇園山笠で有名な上川端商店街の中にあり、博多っ子や観光客に愛され続けている甘味処です。
上川端商店街と川端ぜんざいの歴史
上川端商店街は、博多で最初に栄えた商業の町として知られ、全長約400メートルのアーケードに老舗や新しいお店が並び、博多情緒を色濃く残しています。
その一角にあるのが「川端ぜんざい広場」。
ここで提供されるぜんざいは、「日本一甘いぜんざい」としても有名で、大正時代に川原家の四姉弟が営んだお店から始まりました。
博多っ子の憩いの場として親しまれていましたが、昭和60年に惜しまれながら閉店。
しかし、「博多の名物を絶やしてはいけない」という思いから復活のプロジェクトが始動。
地元の老舗菓子舗・明月堂と共同で、往年の甘さを再現し、平成6年に復活しました。
今では観光客からも大人気で、11時の開店と同時に行列ができるほどの盛況ぶりです。
川端ぜんざいの魅力 ― 甘さと伝統のスタイル
川端ぜんざいの最大の特徴は、昔ながらの濃厚な甘さ。
添えられるのは、意外にもたくあん。
この組み合わせが甘さを引き締め、より一層美味しさを際立たせます。
さらに、ぜんざいに浮かぶふわふわのお餅も絶品!
シンプルながら、長年愛されてきた理由が一口でわかります。
「日本一甘い」と評されるのも納得の味で、博多観光の甘味スポットとして外せない存在です。
山笠文化も体感できる「広場」の見どころ
ぜんざいだけでなく、広場中央には全高約10メートルの飾り山笠「八番山笠上川端通」が展示されています。
普段は祭り期間中にしか見られない山笠を間近で眺められるのは大きな魅力。
さらに、山笠にまつわる「当番法被」の壁面タイルや、実際に担ぐための「かき棒」も展示され、博多祇園山笠の迫力と伝統を肌で感じることができます。
甘味を楽しみながら、博多文化にも触れられるのはここならではです。
商店街の想いと未来
上川端商店街振興組合の正木研次理事長は、こう語っています。
「大正から続く川原家の味を絶やさずに、後世へ伝えていくことが使命です。」
その言葉の通り、川端ぜんざいは「博多の味」であると同時に、「文化を継承する取り組み」でもあります。
国内外から訪れる観光客が「ここでしか食べられない味」に感動し、また訪れたいと思える場として、ますます注目を集めています。
アクセス・基本情報
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住所:福岡市博多区上川端町10-254
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営業時間:11:00~18:00
※金・土・日・祝・催し日のみ営業
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アクセス:地下鉄「中洲川端駅」から徒歩すぐ
まとめ ― 甘味と歴史の融合スポット
「川端ぜんざい広場」は、単なる甘味処ではなく、博多の歴史や文化を一度に体感できるスポットです。
博多三大名物として受け継がれるぜんざいの味はもちろん、山笠文化を間近に感じられる展示も見逃せません。
福岡観光に来たら、ぜひ立ち寄ってみてください。
昔ながらの味と伝統の風景が、旅の思い出を一層甘く彩ってくれるはずです。